海外旅行経験がない頃は、
「海外に行って日本料理を食べるなんてバカみたい」、
なんて思ってました。
でも、いざ自分が行ってみて分かりました。
日本の食は最高なんです。
日本人は日本の食が一番好きで当たり前なんでした。
3日食べずにいたら、禁断症状が出てくるのです。
それと共に、海外の食が疎ましくさえなるのです。
オーストラリアで、日本食を食べずにいて
5日目にクルクル回転寿司を見つけた時は飛び込みました。
その名も「ジョーズ・回転寿司」。
ネタは日本だったら「二度と来ないぞ~っ!」って感じなんだけど、おいしいおいしい!
それから、日本人夫婦のやっている小さなラーメン屋を見つけて、
味噌ラーメン&ギョーザで日本人の幸せをかみしめたのでした。
去年の秋パリに行ったときは、初日から札幌ラーメン食べてました。
私は好き嫌いはないので、そこそこ何でも美味しく食べられるのですが,
海外の食で、心底「美味しい~~~!」と思った経験は少ないです。
それなりの高級レストランでそれなりの金額を払えば、
それなりに美味しい物は食べられる。
それは当たり前のこと。
でも、肩こって草臥れて、心から幸せ気分になれません。
これは日本でも同じで、だからそんな高級店は余程の場合じゃないと行きません。
尤も私の場合、所謂グルメではないし、食を求めて旅しているわけではないので、
巡り会いも少ないのかも知れません。
でも、少ないからこそ、その思い出は鮮明です。
こんな私の、海外旅行美味しい食体験のランキング・ナンバーワンは
アデレードからトラム(チンチン電車)で25分の港町グルネルグのレストランで食べた
「海鮮リゾット」。
もうこれは、幸せの極致でした。
今でもその時の感動は忘れられません。
もう一度あの港町に行って、
あのリゾットを食べてみたい。
出来れば、美味しんぼの山岡さんと一緒に。(*^_^*)
オーストラリアの旅より
(2000年10月9日~18日 同行:職場の友Mさん)
写真はグレネルグの海。